銀の匙 Silver Spoon 10巻が2014年1月8日に発売されました。
荒川 弘氏の酪農青春グラフィティ。
前巻に続き引き続き冬の話。
青春時代に悩み成長する日常系漫画ですが、銀の匙10巻では作ったソーセージを売るときに値段付けや、ブランド名について悩むシーンが描かれていて経済漫画の要素が大分増えてきている。
ギャグ要素が多いのでシリアスパートを読んでいて疲れにくいのは好印象。
というのも、去年狼と香辛料やまおゆうを見てこの手のジャンルに少し興味が出てきたから。
子供心には経済漫画が面白く思えないかもしれないが、今の歳になって面白さが染みてきた。
こういった経済要素が入った漫画を小中学生時代に触れられる機会は、実は重要な気がする。
今の義務教育に経済学はないので社会に出てから自主的に勉強を始めるのと昔からなじんでいるのは考え方に大きく差が出ると思う。
勉強材料のきっかけになる部分を漫画から得られるのであれば、流し読みをしているだけでも価値はありますね。
最終ページの終わり方が次の話への布石になっていないのに、毎巻買ってしまう興味深さ。
銀の匙を読むと、北海道が舞台のサンデー漫画、じゃじゃ馬グルーミンアップを読み直したくなるのは毎回思う。
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