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欲しかったプラグインが値下がりしていないか要チェック!
※表示価格は為替レートで変動します。
EQ沼が深すぎる問題
EQは製品によってフィルターをかけたときの原音からの音の崩れ方が異なります。
影響の少ないEQほどクリアな音質とされていて、DAW標準で付いてくるEQもクオリティがあがってきていますが、有料販売されているEQと比べると使い勝手や音質がまだまだな点が見つかります。
特にEQは必ずと言っていいほど使うプラグインですので、使う頻度が非常に高い。
やはり使い勝手が良いものほど人気です。
音質、使い勝手ともに優れたEQを見つけて自分の作業をストレス少なく詰めていきましょう。
EQの種類
デジタルEQ、アナログEQ、フェイズEQがあります。
デジタルEQ
アナログEQ
アナログEQは、アナログ回路を使用して、音声信号を調整します。アナログEQは、より自然な音を生み出し、しばしば温かみや独特の響きを持ちます。しかし、アナログEQは周波数帯域の切り替えやゲインの変更が制限されることがあります。
フェイズEQ
フェイズEQは、アナログEQとデジタルEQの両方の特性を持ち、アナログフィルターの位相応答を模倣するデジタルフィルターを使用します。フェイズEQは、周波数応答が非常に正確で、アナログEQのような特性を持ちながら、デジタルEQと同様の柔軟性を提供します。フェイズEQは、デジタルEQよりも低いラウンドトリップレイテンシーを持ち、自然な音を生み出す傾向があります。
これらのEQの違いは、音声信号を処理する方法にあります。アナログEQは、アナログ回路を使用して信号を調整するため、周波数特性に自然な色合いを加えます。一方、デジタルEQは、信号をサンプリングしてからDSPアルゴリズムを使用して処理するため、信号にディレイやラウンドトリップレイテンシーが発生する場合があります。フェイズEQは、アナログEQの位相応答を再現することで、アナログEQの特性を保持しながらデジタル処理の柔軟性を持ちます。
DTMおすすめEQ
DTMerおすすめなEQを紹介していきます!
初心者向け
- FabFilter Pro-Q3
- Wavesfactroy Equalizer
- sonible smart:EQ3
- MIXROOM
熟練者向け
- Sonnox Claro
- SSL Fusion Violet EQ
- Kirchihoff-eq
- Eventide SplitEQ
- Morph EQ
- Pulsar 8200
- Pulsar Massive
- Initial Audio dynamic EQ
- Chandler Limited® Curve Bender Mastering EQ
- Empirical Labs Lil FrEQ
- Arturia EQ SITRAL-295
FabFilter Pro-Q 3 / 操作性のストレスの無さはダントツ
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軽快な動作でミックス速度を上げられる定番のEQプラグイン。
操作性の良さで海外DTMerから日本の作曲家までに愛用されているEQです。
・最大24のEQバンド
・フルサラウンドサポート (Dolby Atmos 7.1.2 まで)
・すべてのフィルター タイプで最大 96 dB/oct のユニバーサル フィルター スロープをサポート
・オートゲイン
・ゼロレイテンシーモード、レイテンシーを調整できるリニアフェーズモード、または独自のナチュラルフェーズモードで動作
・ミッドサイド処理
など非常に多機能なEQです。
旧バージョンのPro-Q 1 or Pro-Q 2からのアップグレード版もあります。
FabFilter Pro-Q 3 Upgrade from Pro-Q 1 or Pro-Q 2
FabFilter Pro-Q 3の導入メリット
- 高精度なスペクトル解析機能により、音の周波数特性を可視化できるため、音の細かい調整が可能になる。
- ミックスやマスタリング時に、個々のトラックに対して独立したEQをかけることができるため、音の密度や抜け感を調整できる。
- ダイナミックEQ機能により、音量の変化に応じて自動的にEQをかけることができるため、音の密度や抜け感を維持しながら、レベルを均一化できる。
- キューリング機能により、対象とする周波数帯域の音のみを聴くことができるため、音の調整や問題解決が容易になる。
- ミッドサイドEQ機能により、ミックス全体のステレオイメージを調整できる。
- ファブリックフィルターのインターフェースは、直感的で使いやすいため、ワークフローをスムーズにすることができる。
- プリセット機能により、ミックスやマスタリングの初期段階から素晴らしいサウンドを得ることができる。
- プラグインの効果は、非常に高品質であるため、プロフェッショナルな音楽制作において、高い評価を得ている。
Wavesfactory Equalizer / Gullfossに負けないオートEQ
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余りにも気になりすぎるEQプラグインが登場! GullfossというオートEQプラグインは知ってますか?
EqualizerはGullfossにも似た機能が詰まっていて、ゼロレイテンシーでリアルタイムに動作し 自動的にEQ処理を行ってくれます。
例えば通常のEQだと、400Hzバンドを+1dBしたらEQをオフにするまで400Hzが+1dBあがりっぱなし。 ずっとあがっててほしくない箇所もあります。
オートEQでは曲中のサウンドに対してプラグイン側が判断してEQの調整を自動で行います。
ものすごく大雑把に言うと、 曲の音の聞き苦しい箇所を自動で判断して 【ユーザーが聞いてて心地よい感じ】へ 良きに計らってくれるプラグインです。 めんどくさがりやミックスに時間がかかってしまう人には時短ツール! そしてGullfossと金額差が倍違うので、コスパ重視派はなお嬉しいです。
SSL Fusion Violet EQ / 実機のアナログ回路を表現。つまみを極限まで少なく作業フローを単純化
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
超高域、超低域をサクッと処理するためのEQプラグイン。
High,Low ,HPF、FATスイッチとシンプルな作り。
実機のSSL FusionにあるViloletEQモジュールをプラグイン化したもので、作業の速度を上げるために極めてシンプルな操作感になっています。
音の存在感を出すFATスイッチも効果的で使い勝手が良いです。
ローエンドに重さを追加し、ハイエンドにきらびやかさを追加できるEQプラグイン。
Sonnox Claro
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EQバンドを動かしたときの違和感が非常に少ないハイクオリティEQ。
DAW付属のEQを使ったときに極端なQ幅に設定したり、周波数バンドを増やしていくとシュワシュワしているような音に変わることがありますよね。
これはEQで調整しときのノイズ。
このEQ処理をしたときのノイズが少ないのがClaroです。これはSonnoxならではのプラグインクオリティ。
最新EQとして考えた時にダイナミックEQが付いていないのだけは残念ですが、他の機能は他の追随を許さないデジタルEQです。
ダイナミックEQ自体は単体で代替できるので、そこまで問題があるわけではありません
EQとしてのクオリティのほうが重要ですね。
2トラック同時に表示しマスキング処理ができる機能もあり。
2022年ブラックフライデーは値引率が高く狙い目プラグインでした。
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sonible smart:EQ 3
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EQをAI処理で時短できるSmartシリーズのEQ版。
EQ処理を細かく設定していくのが面倒くさい人や、ある程度準備がしてあってそこから微調整するだけで終わらせたい人には最適なEQプラグイン。
レイヤー設定ができ、目立たせたいレイヤーは手前に持ってくるという調整ができます。
1クリックで狙ったプロファイルにあわせてEQ処理をしてくれるプラグイン。
kirchhoff-eq
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32-band,15Typeフィルター、アナログ・デジタルEQの切り替えと機能が詰まったミラクルEQプラグイン。
Pro-Q3の後発EQにあたり「Pro-Q3」をまだ持っていなかったら購入検討したいEQです。
中華製であることを気にならなければかなりの秀作です。
購入は公式サイトか、Plugin Alliance のサブスクでの利用のみになっています。14日間のデモが試せるので機能の多さにビックリしてみてください。
Eventide SplitEQ
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2022年話題となったトランジェントとトーナルを同時に加工できる8-Band Parametric EQプラグイン。
EQのアナライザー画面のままトランジェントを扱えるのは、非常に使い勝手がよく、ステレオイメージジャーとしても使えますし、Panも振り分けられるユニークなEQプラグイン。
Eventideには同じ性質のプラグインでトランジェントとトーナルを同時に加工できるマルチエフェクター「Physion Mk II」があり、SplitEQが気に入った人ならこちらもおすすめ。
Eventideのプラグインはプリセットが充実しているのも良い点です。
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Minimal Audio Morph EQ
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フィルターの動きを記録して一度に動かせるクリエイティブEQ
100以上のマクロプリセットあり。
通常のEQというよりはエフェクティブな音作りに使えるプラグインで、
フィルターの音の変化をわかりやすく自分の思う通りにしたい!という人にはこれ以上ない最適なEQプラグインです。
例えばわざとHifiな音にして段々と盛り上げていくような処理はマスタートラックにEQのオートメーション処理を加えてMORPH EQのMORPHノブをオートメーションパラメータで書けば簡単に実現できます!
Mastering The Mix MIXROOM
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リファレンスmp3を読み込ませるとガイドが出て、ガイドに合わせるだけでリファレンス曲に近づけられるミックスチートプラグイン。
UIのヴィジュアルイメージにもあるようにEQ帯域が箱型になっていて箱を前後させることでプラスマイナスを調整する方式です。
直感的なわかりやすさにおいて非常にメリットあります。
iZotopeのNeutron4,Ozone10にリファレンスにあわせるToneCaptureが付いてしまったので、多機能さを求めるならNeutron4,Ozone10の方が良いかも知れません。
見た目のわかりやすさはMIXROOMに軍配が上がります。
Pulsar 8200 / GML 8200 を再現
Pulsar 8200 は、パラメトリック EQ の発明者である 大巨匠George Massenburg によって設計された伝説的な GML 8200 を忠実にエミュレーションしたものです。
GML 8200 はマスタリング用途のEQで最終段階の細かい微調整を行うのに最適!
Pulsar 8200 は、オリジナルのユニットのコンポーネントに忠実なモデルで、オリジナルのユニークなフィルター形状とパラレル EQ の動作を完全にエミュレートし、他のユニットでは追いつくのが難しい EQ の動きであっても自然なサウンドの補正を生成。
+αの要素として実機には付いていなかった機能をPulsarAudioが追加でつけているものがあり、作業フローを効率化しています。
- オンスクリーン カーブ エディターとスペクトラム アナライザー
- 内蔵ディエッサー
- チルトフィルター
- オートゲイン
実機のエミュレートプラグインに定評のあるPulsarAudioのEQです。
実機の良さと現代的な操作性をもったあつかいやすいプラグイン!
Pulsar Audio MASSIVE
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世界中のほぼすべてのマスタリング スタジオで使用されている Manley Massive Passive EQ のエミュレーション。
評価の高いパッシブイコライザープラグイン。
アナログ機材のEQ処理が欲しい人向け。
アナログイコライザーを使いたい人は要チェック!
Initial Audio Dynamic Eq
コスパ良いダイナミックEQ。
導入価格が安いので、資金があまりないけどDynamic Eqを使ってみたい人におすすめ。
だたNeutron4やOzone10を持っているとDynamicEqがモジュールとしてあるので、出番は少ないかも知れません。
EQの組み込みのプリセットマネージャーがあって使いやすいのはポイントが高いです。
Softube Chandler Limited® Curve Bender Mastering EQ
Chandler Limited® 公式EQプラグイン
Softube Empirical Labs Lil FrEQ
実機のEMPIRICAL LABS ( インペリカルラボ ) / ELQ Lil FrEQを再現したプラグイン。
Arturia EQ SITRAL-295
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ヴィンテージアナログEQである「Siemens(シーメンス) W295b EQ」のエミュレーションプラグイン。
クラッシックなアナログEQでつまみはすべて固定値にあわせていきます。
オリジナルと見分けがつかないものにするArturia独自のアナログモデリング技術「TAE® パワード」によって、よりリアルなサウンドに仕上がります。
アナログ オシレーター、フィルター、ソフト クリッピングの特性を正確に模倣することで、驚異的なコンポーネント精度のディテールと本物のアナログの魅力を同等に提供できます。
Soundtoysからも同じモデルのエミュレーションEQが出ていますが、Arturia版はアナライザーが表示でき【アナログEQでどの帯域をいじっているのかわかりにくい点】が解消しています。
アナログ処理を加えてロックな印象を出したいときに使いたいEQプラグイン
[DTMセール情報] ブラックフライデーセールまとめ
DTM ブラックフライデーセールはこちらのページでまとめています。
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