この記事では「UE4(Unreal Engine4)」の初心者向けの勉強方法について記載していきます。
ポイント
・書籍はあまりでていないのでネットで情報を集める
・さがせば勉強会も見つけられる
・Udemyで日本語チュートリアル講座が増えてきた
UE4(Unreal Engine4)を使うデメリット
・参考書が少ない
・日本語の情報が少ない
・アセット素材は高め
・マニュアルがわかりにくい
・Mac版の動きは不安定
UE4(Unreal Engine4)を使うメリット
・ハイクオリティなデザイン向けのリアルなグラフィックからアニメ絵っぽくできるトゥーンレンダリング(セルシェード)まで対応と幅広い
・プログラムをゴリゴリ書かないブループリント
・ゲーム以外の用途では無償で使える
・VRにも力を入れている
・それぞれのツールが多機能
UE4はコンシューマーゲームで使われることが多いですが、
近年はモバイルゲームでも利用されるケースが増えています。
Unreal Engineを採用したゲームソフト一覧 – Wikipedia
ドラゴンクエストXI 、ファイナルファンタジーVII リメイク版はUE4ですし、
2019年の発売予定の「JUMP Force」もUE4です。
UE4(Unreal Engine4)を勉強するには?
UE4初心者が一番最初にやることはビューポートの超基礎の使い方をマスターすることです。
最適なのがEPIC ランチャーのラーニングで一番上にある「UE4をはじめよう」です。
公式ドキュメントからですと動画のリンクが見つかりませんが
YoutubeのUnreal Engineチャンネルにチュートリアル動画があります。
動画は「日本語」の字幕がだせるので英語がわからなくても大丈夫です。
Intro to the Editor: UI Overview | 01 | v4.7 Tutorial Series | Unreal Engine – YouTube
字幕の出し方はメニューバーにある「歯車の設定アイコン」を押して
「字幕で日本語」を選択すれば表示されます。
UE4(Unreal Engine4)動画チュートリアルで勉強する
Youtube、vimeoなどの動画サイトでチュートリアルが見られます。
■英語のUE4チュートリアル
Unreal Engine | Video Tutorials
UdemyのUE4チュートリアル動画が結構の勉強になる
UE4の機能を勉強するためのチュートリアル動画
YoutubeのUE4チュートリアル動画は英語がほとんどです。
日本語のじゃないとブループリントの意味や、どういう意図で機能を使っているのかすべてを把握するのが難しいときがあります。
そのときはUdemyのUE4チュートリアル動画が便利です。
セール中は1コース2,000円程度で購入できますので、気軽に試せるのも強みです。
どのコースもすべてを見るには長い学習時間が必要ですので、倍速で再生していくと良いですよ。
作って覚えるアンリアルエンジン【Unreal Engine 4】~ダンジョンゲーム編~
Udemyの動画は一通り試しまして、一番わかりやすかったのが、
「作って覚えるアンリアルエンジン【Unreal Engine 4】~ダンジョンゲーム編~」です。
後述するUE4の「Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム」も良いのですが、
この日本語動画チュートリアルの「作って覚えるアンリアルエンジン」の方が詳しく解説されている項目が多くてすんなり頭に入ってきました。
18 時間のオンデマンドビデオという長いチュートリアルですが1本のゲーム制作に必要な知識が得られます
はじめてのアンリアルエンジン【Unreal Engine 4】入門チュートリアル講座
UE4をまったく触ったことがない状態からのスタートをする人向けにおすすめなチュートリアル動画です。
Unreal Engine 4: How to Develop Your First Two Games
こちらは英語ですが、家のレベルデザイン、ピンボールゲーム、サバイバルゲームを作るチュートリアルです。
難易度は高め。
UMG/Widget入門
UMGのデザインはできるけどブループリントとの連携がうまくできないときに
参考にしたいチュートリアルです。
ブループリントの説明がほとんどないので、
事前にブループリントの使い方を勉強しておかないとしんどいですね。
UE4でVR
UE4でVRを作りたい人向けのVR開発入門講座です。
Oculus Rift または HTC Vive が必要になります。
【UE5の総合学習】ファンタジー風景制作講座
Unreal Engine5初心者の方へ向けたノンゲームの総合学習コースです。 作品を作りながらUE5の機能を体系的に学習できます。
Udemyはたまにセールで安くなるのでちょくちょく情報をチェックしておくことをおすすめします。
UE4(Unreal Engine4)関連本を読む
体系的に学習できるのが本の良いところです。
UE4はアップデートが早いので、書籍が出るころには違うバージョンがアップデートされているということがよくあります。
UE4の場合には、下位バージョンも簡単にインストールできるので、
基本的な仕組みを網羅していく学習では本が使えます。
Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト
★“Epic Games Japan公認”決定版解説書!
★Unreal Engine 4におけるゲーム制作に必須の”知識”と”経験”がハンズオンで身につく!
本書は、Unreal Engine 4(UE4)の機能を単純に紹介するだけではなく、一本のサンプルゲーム開発に
順序よく盛り付けていく構成となっており、機能と機能の組み合わせ方や、実践的な使い方をラーニングできます。
3Dゲーム開発の一般的なワークフローやプロセスも解説し、章構成も実際の開発プロセスに可能な限り
近づけています。
プログラムやスクリプトの勉強をしたことがない人でも読み進められる内容になっているほか、急いで自分の
担当パートを覚える必要のあるアーティストやレベルデザイナといった専門職が、さしあたり必要な章だけ
読めるよう、各章の冒頭に推奨職種を併記しました。独学の人だけでなく、分業体制のチーム開発や、
ゲーム会社における最初のラーニング素材としてもご使用いただけます。
今使っている人にも、これから始める人にも、すべてのUE4ユーザーにオススメの一冊。
Ow:古くなってきてしまいましたが、UE4の入門書として広く使われている一冊です。
一通りUE4を網羅するための一冊で辞書的な使い方には向いていません。
私はまったくゲーム制作業界にいなかったので、ゲームをつくるときに「どうしてこの作業が必要なのか?」というゲーム業界の解説が入っているのが良かったです。
UnrealEngine4マテリアルデザイン入門 第2版
本書は、Unreal Engine4での開発でグラフィックス制作に関わる人向けに、実際に開発に使われているマテリアルの作例をサンプルにして学ぶ入門書です。マテリアルの概念や基本的なマテリアルの組み方から、実際に岩や壁、水たまりといったマテリアルを作りながら実践的なテクニックを学べます。2015年に発刊された第1版の増補改訂版です。追加内容はバージョンアップへの対応、モバイル、VRに関する新規解説などです。
UE4のマテリアルエディターについての解説本です。
マテリアルを自作していきたい人は目を通していおきたい一冊です。
Unreal Engine 4 建築インテリアビジュアライゼーション
高性能な建築パースを作れる「Unreal Engine 4」が無料化され、ゲーム業界のみならず、建築・映像業界からも注目を集めています。本書は、3dsMaxの基本的な知識があり、日常の業務で建築CGパースを描かれている方を対象に、Unreal Engine 4の操作を数日間で習得できるように解説した入門書です。Unreal Engine 4の機能のうち、建築パースに必要な情報を建築業界の人が学習しやすいように説明します。実務に役立つ情報が満載です!
リアルな建築モデルをつくるための指南書です。
建築CG屋向けの一冊。
C++でつくるUnreal Engineアプリ開発 for Windows & macOS 〜初歩からプラグイン開発まで〜
2015年3月にゲームエンジンUnreal Engineが無償化され、その後多くの開発者が利用するようになりゲーム以外への利用も増えてきました。 Unreal Engineで標準的に使われるゲームロジック構築ツールは、Blueprintです。Blueprintはさまざまなゲームの開発に向いたビジュアルプログラミング言語で、とっつきやすく、同時に、高い機能、高い開発効率を持ちます。一方で、Unreal Engineの利用範囲が広がるにつれてBlueprintですべてのロジックを組むのが困難、あるいは、不可能な開発案件も増えてきています。このような場合でも対応できるよう、Unreal EngineはC++によって機能を拡張する仕組みを持っています。ただ、Unreal EngineのC++は標準のC++から独自に拡張されているため、前提知識のないC++プログラマにはハードルが高いのも事実です。 Unreal Engine独自に拡張されたC++については、公式ドキュメント、Wiki、掲示板、あるいはソースコードなどから情報を得ることで習得できます。しかし、必要な情報があまりにも分散してしまっています。そのためUnreal Engine C++初心者にとってはどこから手を付けていいのかわからない。それが今の状況だと思います。本書はそのようなUnreal Engine C++初心者や挫折してしまった方に、Unreal Engine C++の最低限の知識を身につけてもらうことを目的に書かれています。
UE4の参考書でC++に限定して書いてある日本語の本はこの本ぐらいでしょう。
ブループリントでできないことがありC++を使いたい人向けの一冊です。
作れる! 学べる! Unreal Engine 4 ゲーム開発入門
これでUnreal Engineは怖くない!
これまで初心者にとってハードルが高かった、話題のゲームエンジン「Unreal Engine 4」。
Unity関連の入門書で定評のある著者が、専門学校で教えるノウハウを活かして
初級者に向けてわかりやすく丁寧に解説しました!◆ミニサンプルを作りながら、ゲーム作りの基礎を学ぼう! ◆
豊富なミニサンプルを実際に作りながら、エディタの使い方からモデルの取り込み、
ブループリントやAI(人工知能)、物理演算やUI(ウィジェット)まで、
高機能なUnreal Engineを使いこなしながらゲーム作りの基礎がしっかり覚えられます!
◆万全のアフターケア! ◆
より高度な話題やバージョンアップによる差分など、著者が運営する
書籍サポートサイトによるアフターケアも万全です!
「Unreal Engine 4で極めるゲーム開発」の内容が全然わからない人にはちょうどいい難易度です。
もう少しとっつきやすくなった内容です。この一冊でゲームを上げるまでには至りませんが、
ゲーム制作の全体像を把握するに向いています。
UE4(Unreal Engine4)の情報源をさがすには?
ハッシュタグ #UE4Studyで
UE4を使っている人の開発状況が見られます。
他人の開発状況を見るとやる気が刺激されますよ。
はてなブックマークで探す
はてなブックマークはエンジニアの人が多く利用しているSNSです。
ブログ用途でもも幅広い層に利用されていますが、
エンジニアの多くは学習記録として利用していることが多いです。
そのため、「UE4」のワードで検索することでGoogle検索では見つけにくいUE4のニュースが出てきます。
Qiitaで調べる
Qiitaはエンジニア専用のSNS。
プログラミング以外の内容は投稿しないというルールのもと記事が作成されているSNSです。
キーワードに「UE4」と入れれば関連の技術記事が表示されます。
teratailで聞く
エンジニアの質問サイトteratailでも、扱われている件数はすくないですがUE4に関する記事が見つけられます。
teratailでは質問が可能ですので、公式のフォーラム以外の質問サイトとして無料登録しておくと役に立ちます。
エンジニアのためのQ&Aサイト【teratail】の詳細はこちら[公式サイト]
勉強会を探す
勉強会SNSで調べてイベントへ参加する方法です。
勉強会のイベントサイトは、最新の情報を入手できる貴重なチャンスです。
企業が集まっている関係上、開催場所がどうしても都内よりになってしまいますが、
実際に学習意欲がある人達があつまるので色々刺激をもらえます。
UE4- connpass
UE4のIT勉強会・セミナー・イベント情報 – TECH PLAY[テックプレイ]
UE4の情報を常にチェックしておこう
Unityに比べると情報量が圧倒的に少ないのですが、
ノンプログラミングでハイクオリティな描画ができることもあり使っている人が多く見られます。
多機能なゲームエンジンなので、ちょっとずつ覚えていきましょう。
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