他のSSL Fusionプラグインについて
全部集めたくなるSSL FUSIONシリーズ!
SSL Fusion Violet EQ
SSL Fusion HF Compressor
SSL Fusion Transformer
SSL Fusion Stereo Image
SSL Fusion Vintage Drive
買ってはいけない!?SSL Fusion Transformer について
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2018/05/912933.jpg)
SSL Fusion 内に入っている「トランス回路」をプラグイン化
買ってはいけないプラグインではないだろうか?
不安に思ってしまう人向けにチェックしていきます。
SSL Fusion Transformer サウンドチェック
ローエンドの厚みとハイエンドの輝きを加えられるSSL FUSIONのトランス回路をエミュレートしたプラグイン!
ミックスからマスタートラックまで使える「なんかちょっといい感じ」を再現できるプラグインです。
万能に使えるので持っていて損しないプラグイン!
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SSL Fusion Transformer について
ハードウェア「SSL Fusion」のアナログサチュレーションをプラグインで実現!
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/09/FUSION-1024x253.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/09/FUSION.jpg?resize=1024%2C253&ssl=1)
SSL (Solid State Logic) ( ソリッドステートロジック )には「SSL FUSION」というラック式のアウトボードがあります。(2023年9月現在入手可能で349,800円相当)
このSSL FUSIONでは5つのエフェクトモジュールを組み合わせて使えるようになっており、それぞれのエフェクトモジュールをプラグイン化したものがSSL FUSIONシリーズのプラグインです。
SSL FUSION のモジュール
Vintage Drive
ノンリニアなハーモニクスエンハンス回路はあなたのミックスを力強くまとめることができます。 ドライブとデンシティーのコントロールは響きの飽和とアナログ回路がオーバーロードすることで起きるソフトコンプレッションとの相関を制御し、飽和感の解消からハードなディストーションの付加までをサウンドメイクします。The Violet EQ
位相の変化を最小限に抑えた2バンドのシェルビング EQ です。SSL の新しいアナログ EQ は、25年以上に渡るSSL 伝統の音楽的で直感的な周波数域とレスポンスカーブから、ローエンドのウェイトとハイエンドの輝きをクイックにコントロールできるように作られました。ハイとローの周波数は4つのポイントと ±9dB のアッテネーションを装備しています。HF Compressor
アナログ領域で高い周波数の音を明確にします。このコンプレッサーは高域成分にしか影響せず、スムーズかつクリアに高周波の荒れを減衰させ、不安定な高周波帯域をアナログテープのようなロールオフで生き生きとさせます。Fusion_LMC_processor
Fusion に隠された秘密、Fusion 第6のプロセッサーとは LMC のことです。
LMC を起動するには、HF コンプレッサーセクションの “IN” ボタンを 5秒間押し続けます。
コンプレッサーはフルバンドの LMC モードとなり、”X OVER” は Wet と Dry のミックスコントロールとなります。Stereo Image
Stereo Image エンハンサーは、サイドシグナルを操作できる真正のアナログ・ミッドサイド回路です。ステレオのフィールドの拡張と空間操作を実現します。Transformer
専用設計の SSL トランス回路 は、繊細な低周波域の彩度を高周波域の位相シフトと同時にもたらします。低域を厚くし高域を輝かせることができます。
このSSL FUSIONで使われているトランス回路をプラグイン化したのが「SSL Fusion Transformer」です。
「SSL Fusion」は理想の音の手早く近づけるをモットーにしているようでつまみの数が極端に少なくなっています。
その分、つまみがありすぎてどうしようか悩み悩まされることはなく、より良い音にさっと仕上がるようになっており、プラグイン版も同様のつまみ数です。
若干違いはありますが機能面ではほぼ変わりません。
SSL Fusion Transformer のここを押さえておく!
Fusion ハードウェアに搭載されている 600 オーム、1:1 巻線のアンダーダンピング トランスをエミュレートする SSL トランス プラグイン!
特徴的なのは「LF EXTEND 」で低周波数のロールオフをオフにします。
SHINE:高周波位相シフトを減衰させる
AMOUNT:高調波歪みを増幅する
持っている人が多いであろう『Kontakt(FULL)』を買ったときについてくる「BAND DRUMSのCentral Stage Kit」のループで実験します。
![BAND DRUMSのCentral Stage Kit」Kontaktを使っていたらおなじみ](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2022/09/2_-_Kontakt-1024x829.jpg)
![BAND DRUMSのCentral Stage Kit」Kontaktを使っていたらおなじみ](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2022/09/2_-_Kontakt.jpg?resize=1024%2C829&ssl=1)
- 実験はマスターバスに音割れしないようリミッターを-1dB
ドラムトラックにのみ「SSL Fusion Vintage Drive」をON/OFFしてどれくらい音に厚みが加わるかのテストです。
SSL Fusion Transformer Effect OFF
「BAND DRUMSのCentral Stage Kit」のループそのまま。
かなりタイトなドラムサウンドです。
SSL Fusion Transformer -Default Preset
若干音に明るさがくわわり、低域が少し締まります。
SHINE: 100%
AMOUNT: 100%
MIX:MAX
LF EXTND : OFF
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/defa-1024x321.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/defa.jpg?resize=1024%2C321&ssl=1)
SSL Fusion Transformer-Rise N Shine
明るい成分が強調されます。
SHINE: 145%
AMOUNT: 100%
MIX:MAX
LF EXTND : ON
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/rise-1024x323.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/rise.jpg?resize=1024%2C323&ssl=1)
SSL Fusion Transformer – RD Fat Bass Gtr
極端に上がるわけではありませんが、低域が強調されてます。最終調整に使うと良さそう。
SHINE: 100%
AMOUNT: 152%
MIX:64
LF EXTND : ON
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/rd-1024x322.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/rd.jpg?resize=1024%2C322&ssl=1)
SSL Fusion Transformerを挿してみるとどうなる?
SSL Fusion Vintage DriveをONにしただけの状態。(Default Preset)
SHINE: 100%
AMOUNT: 100%
MIX:MAX
LF EXTND : OFF
5kHzから上が少し持ち上がります。
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/trans1-1024x689.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/trans1.jpg?resize=1024%2C689&ssl=1)
LF EXTNDをONにすると少し落ちていた超低域部分が少し持ち上がります。
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/lf-extnd-1024x683.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/lf-extnd-1024x683.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
Harmonic analysis
SHINE: 100%
AMOUNT: 0%
MIX:MAX
LF EXTND : OFF
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/333-1024x683.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/333.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
AMOUNTをあげていくと倍音が発生しているのがわかります。
SHINE: 100%
AMOUNT: 200%
MIX:MAX
LF EXTND : OFF
![](https://webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/33-1024x685.jpg)
![](https://i0.wp.com/webhoric.com/wp-content/uploads/2023/10/33.jpg?resize=1024%2C685&ssl=1)
結局SSL Fusion Transformer の評価はどう?
SSLのプラグインは全般的に評価が良く、実機の評判も良いSSL Fusionシリーズは特に導入しても買って損した気分になりません。ロックの音源っぽいまとまりに仕上がるSSLっぽさを持ちつつも、ちょっと今どきなのが良い点。
またSSL Fusionシリーズは総じてつまみの数が極端に少なくなっていて機材の扱いに苦手意識がある人でもストレスなく使えるのが良い点です。この点は機材オタクじゃない人に非常に嬉しい点です。
SSL Fusion Transformerを買ったほうが良い人
・トランス回路の音が欲しい人
・ミックス時に楽器の太さが足りなくて不満に感じる人
SSL Fusion Transformerを買わなくてよい人
・SSL Fusion の実機をもっている人
SSL FUSIONのトランス回路のみを再現する珍しいプラグイン。
ミックスからマスタリングまで使えるプラグインです。
微妙な補正を加えられるのでなんかちょっと物足りないな…と感じるときに使えるプラグインです。
ソリッドステートロジックのプラグインは元値が高いためセールになっていたら、脳死でGo!
買って損しないノーブレ案件のDTMプラグインです。
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