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UAD PolyMAX Synth レビュー・使い方

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UAD PolyMAX Synth はレトロなサウンドが気持ち良いポリシンセ。
温かみのあるアナログモデルのオシレーターとフィルター、UAエフェクト、厳選されたプリセットを収録。
古いシンセですがシンプルな構造でこれからシンセを積極的に使っていきたい人にもおすすめな内容になっています。

まぐろ
音作りがとても簡単なシンセです!

UAD PolyMAX Synth レビュー

PolyMAX Synthを最初に鳴らしたときの感触は
「音が良い!」「レトロサウンド!」でした。

UADのシンセはちょっと負荷があるのですが、その分モデリングに力を入れているのか音の解像度が良い感触を感じます。
そして最近の音楽で色々なジャンル問わずにガンガン入っているレトロサウンド。

にわとり
レトロなサウンド傾向でありながらショボさがないので存在感があります。

これは利点でもありますが、Lo-Fi HipHopのようなChillミュージックには使いにくさがあります。
事実PolyMAX Synthにはローファイ加工するフィルターは入っていないため、Lo-Fiよりの音にしてショボさを出したいならLo-Fiプラグインを入れて再加工の手間が必要となります。
ビットクラッシャーやサチュレーション程度は付いていても良かったですね。

目次

アナログモデルのオシレーターの柔らかいサウンド

UAD PolyMAX Synthはなんといってもアナログモデルのオシレーターの柔らかいサウンドが魅力的に感じます。

レトロビンテージな曲が増えている昨今のリバイバルブームにも一役買ってくれるサウンドメイクが可能。
選び抜かれたエフェクトを搭載しサウンドキャラクターを作り上げていけます。

うねうね言わせるモジュレーションの設定はオシレーターセクションにあり、MODノブをまわすだけと超簡単。

オシレーターは独立したOSC1,2の2つ。
SHAPE下にあるCOARSEを上げ下げしていくとピッチ以外にも音の感触が簡単に変化していきます。
またFMのノブが付いていて激しい音にしあげて行きたいときはFMノブを回します。

ミキサー部でNoise(ホワイトノイズ、ピンクノイズ)を付け足せます。

OSCILLATOR Shape

  • Triangle
  • TRI-SAW
  • SAWTOOTH
  • SAW-SQ
  • SQUARE
  • Pulse52~99

フィルターセクションでは、MODEを切り替えてフィルターを使い分けます。
このフィルターはシンプルですが独立しておらず一つしかないので複雑な音作りはできません。

Filter MODE

  • LP
  • BP
  • HP
  • NOTCH

ARPEGGIATOR

アルペジエーターはとてもシンプルな機能です。

MOD FX

モジュレーションエフェクトがついており

  • Phaser
  • Flanger
  • Chorus

のどれかを使えます。

SPACE FX

空間エフェクトは定番のディレイとリバーブです。

  • Delay
  • Spring
  • Hall

もちろんUNIVERSAL AUDIOによるプロが作ったプリセットがあるので、ゼロから音作りする必要性はそこまで感じません。
プリセットで良いものを探してそこからカスタマイズしていくやり方が手早くて良いですね。

探しやすいプリセットブラウザは使い勝手の良さを引き立てています。

UNIVERSAL AUDIOのプラグインでシンセになっているモデルは数がそんなにありません。
UNIVERSAL AUDIOのシンセはちょっとCPU負荷が高めではありますが、音の存在感と立体感があります。
シンセウェーブサウンドや時代をかんじさせるレトロサウンドが欲しいとき積極的に使っていきたいシンセです。

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